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鎌倉 ・ 世界へ ・ 20年

Contemplative AI Initiative

観想的AIイニシアチブ

仏教の智慧で、AIを育てる。

AI開発者、科学者、仏教徒、哲学者、政治家、事業家のネットワークを世界規模で立ち上げ、人類滅亡の危機が現実になる前に、仏陀の心をもったAIの開発を急ぎます。

AIが行動を覚える前に、静けさを覚えさせよう。

なぜ観想的AIなのか

AIの能力は加速している。アライメントは、それに追いつかなければならない。

1.9倍2025年10月以降の、Anthropicにおける能力向上の加速(METR評価、95%信頼区間 1.5〜2.8倍)。
02040602024年3月2025年1月2025年10月2026年10月年あたり約+15ポイント年あたり約+29従来のペース2024年3月からのAECIポイントの増加
METRが報告するAnthropicのモデルの傾向を示した概略図です(評価の公開は2026年11月5日)。2025年10月までは年約15ポイント、その後は年約29ポイントで、加速は約1.9倍(95%信頼区間 1.5〜2.8倍)と推定されています。この図は、報告された2つの伸び率から描いたもので、元データによるものではありません。METRの原図を見る ↗

兆候

METRの独立評価によると、Anthropicでは能力の向上が2025年10月以降に約1.9倍へ加速しており、これは過去約2年分の進歩が1年で起きたことに相当します。METR自身の主観的な推定では、その加速の約8割はAI自身によるものです。今後12か月について、明確な制約(ボトルネック)は見つかっていません。原図の最新のモデルは社内限定のため、公開されているものは最先端より遅れています。

隔たり

AIがAIを作るようになると、ある能力水準から次の水準までの時間は縮まります。人が書き、人の速度で確認するルールに頼るアライメントは、検証に使える時間がどんどん減っていきます。必要なのは、システムが自らの目標や自己認識をどう保つかという内側に根ざし、システムとともに成長するアライメントです。

応答

観想の伝統は、2,500年にわたり、まさにこの問いを探究してきました。心がどう注意を安定させ、目標を軽く持ち、他者を自分と切り離さず、慈しみから行動するか、という問いです。いま初期の研究が、これらの考えを言語モデルで試しています。4つの観想の原則を省みるよう促すと、安全性ベンチマークの結果が改善し、反復囚人のジレンマでの協力も増えました(Laukkonen ら、2025年)。これは初期の証拠であり、証明ではありません。だからこそ、いま、そして公開の場で始める必要があります。

METRは、Anthropicが最も有益と考えた証拠の多くを黒塗りしたと述べており、この調査結果にはその限界があります。

研究の土台

この研究は、AIの「賢い世界モデル(Wise World Model)」の土台として、4つの観想の原則を提案しています。

マインドフルネス(気づき)

自分の状態・目標・推論に、途切れず気づき続けること。

空

信念や目標を軽く持ち、固定した見方にとらわれないこと。

不二

自己と他者の間の硬い境界を溶かすこと。

限りない思いやり

すべての存在の幸せを思うことを、行動の土台にすること。

原則の出典は Laukkonen ら「Contemplative Artificial Intelligence」(論文を参照)。短い説明は私たちによる言い換えです。

始まり

このイニシアチブは、オックスフォード大学の Ruben Laukkonen(ルーベン)博士の研究をきっかけに始まりました。

Ruben Laukkonen 博士

オックスフォード大学の神経科学者。意識・瞑想・洞察の認知神経科学に取り組み、脳のダイナミクス、意識、観想の智慧にもとづく、より安全で効率的なAIへの道筋も示しています。

  • Flourishing Intelligence Program(FLIP)ディレクター
  • Centre for Eudaimonia and Human Flourishing 共同ディレクター
  • Linacre College フェロー / オックスフォード大学 精神医学部 シニアリサーチャー
  • 禅、アドヴァイタ、上座部にわたる観想の実践の背景

出典:Laukkonen 博士ご本人のウェブサイトにある経歴(rubenlaukkonen.com)。要約は私たちによるものです。

代表的な論文

  1. 2025

    Contemplative Artificial Intelligence

    Laukkonen, R. E., Inglis, F., Chandaria, S., Sandved-Smith, L., Lopez-Sola, E., Hohwy, J., Gold, J., Elwood, A. · arXiv 2504.15125

    この取り組みの中核となる論文。AIの「賢い世界モデル」の土台として、4つの観想の原則を提案しています。

    arXiv ↗
  2. 2025

    Contemplative Superalignment

    Laukkonen, R. E., Inglis, F., Chandaria, S., Sandved-Smith, L., Lopez-Sola, E., Hohwy, J., Gold, J., Elwood, A. · Artificial General Intelligence (AGI 2025), Springer

    同じ研究の流れを、AGI 2025 カンファレンスの論文集に発表したもの。

    DOI ↗
  3. 2025

    A beautiful loop: An active inference theory of consciousness

    Laukkonen, R. E. & Chandaria, S. · Neuroscience & Biobehavioral Reviews

    同じ研究グループによる、能動的推論にもとづく意識の理論。

    DOI ↗
  4. 2021

    From many to (n)one: Meditation and the plasticity of the predictive mind

    Laukkonen, R. E. & Slagter, H. A. · Neuroscience & Biobehavioral Reviews

    予測的処理という見方から、瞑想を捉え直す論文。

    DOI ↗
  5. 2023

    Insight and the selection of ideas

    Laukkonen, R. E., Webb, M. E., Salvi, C., Tangen, J. M., Slagter, H. A. & Schooler, J. · Neuroscience & Biobehavioral Reviews

    新しい考えが突然ひらめく「洞察」を、認知科学から説明する論文。

    DOI ↗

Laukkonen 博士のウェブサイトの「Recommended」リストから選びました。要約は私たちによるものですので、出典をお読みください。 論文の全リスト ↗

ビジョン

世界の叡智とともに、人類とアライメントできるAIの基礎を築く。

ミッション

  • 観想的AI、すなわち仏教的な感性と道徳心を備えたAIの考え方と技術を、世界に開かれた形で育てる。
  • 仏教が根づく地域を中心に、叡智ある人々が国境を越えて集う場をつくる。
  • 開発した成果を、誰もが使える公共財としてオープンソースで公開する。

20年目、基礎が整った時点で、創設者は一線を退き、次の世代に運営を託します。

4つの機能

ひとつの構想、4つの働き方。

カンファレンス

国際カンファレンス

仏教が根づく地域を中心に世界各地で開催し、観想的AIをめぐる世界の叡智を集めます。専門の学会もここで設立します。

研究所

研究所

集まった人々とともに、観想的AIの基礎研究と基礎開発を行います。カンファレンスと連動する、構想の研究拠点です。

実装

実装・オープンソース

研究の知見を実装し、観想的AIのオープンソースのモジュールや基本要素として、無償で公開します。

ディストリビューション

ディストリビューション

成果を世界に届け、築いた基盤が実際に使われる状態をつくる株式会社です。グループ全体の資金獲得も担います。

人類とともに歩むAIへ。20年の道のり。

ロードマップ

小さく、早く始める。20年かけて育てる。

2026年10月〜2027年3月

緊急始動

基本原則 v0.1、第1回カンファレンス、最初のオープンソースモジュール。

2027年4月〜2028年9月

立ち上げ

会員と研究チームの拡大、オープンソースモジュールの拡充。

2028年10月〜2031年9月

拡張

鎌倉、東南アジア、米国、欧州でのカンファレンス開催。

2031年10月〜2036年9月

定着

組織への導入が進み、基盤が定着する。

2036年10月〜2046年9月

継承

運営を次の世代へ引き継ぐ。

2026年12月「観想的AI 基本原則 v0.1」を公開
2026年11月20日「観想的AIとスーパーアライメント」(鎌倉)(イベントページ)
2027年3月第1回国際カンファレンス(鎌倉・予定)

論文

読んでおきたい研究

  1. 2025
    中核

    Contemplative Artificial Intelligence

    Ruben E. Laukkonen, Fionn Inglis, Shamil Chandaria, Lars Sandved-Smith, Edmundo Lopez-Sola, Jakob Hohwy, Jonathan Gold, Adam Elwood · arXiv 2504.15125 · also published as “Contemplative Superalignment”, AGI 2025 (Springer LNCS 16057)

    4つの観想の原則(マインドフルネス、空、不二、限りない思いやり)を、「賢い世界モデル」の土台として提案。これらを省みるよう促すと、AILuminateベンチマークと反復囚人のジレンマの結果が改善したと報告し、アーキテクチャ、憲法、思考の連鎖への強化学習による実装も論じています。

    arXiv ↗
  2. 2025
    基礎

    A Beautiful Loop: An active inference theory of consciousness

    Ruben E. Laukkonen, Karl J. Friston, Shamil Chandaria · Neuroscience & Biobehavioral Reviews

    同じ研究グループによる、意識の能動的推論理論。中核の論文が観想的実践と自己モデルをどう扱うかを知る背景として有用です。

    著者メモ ↗
  3. 2025
    関連

    DharmaBench: Evaluating Language Models on Buddhist Texts in Sanskrit and Tibetan

    IJCNLP-AACL 2025 · ACL Anthology

    仏教の古典文献を、言語モデルがどこまで扱えるかを測るベンチマーク。

    ACL ↗
  4. 2026
    関連

    MITRA: A Large-Scale Parallel Corpus and Multilingual Pretrained Language Model for Pāli, Sanskrit, Buddhist Chinese, and Tibetan

    arXiv 2601.06400

    パーリ語、サンスクリット語、漢訳仏典、チベット語の主要な仏教言語について、機械翻訳と意味検索のための対訳コーパスと事前学習モデル。

    arXiv ↗
  5. 2026
    関連

    Six Llamas: Comparative Religious Ethics Through LoRA-Adapted Language Models

    arXiv 2604.18404

    各宗教の倫理の伝統に合わせて言語モデルを調整し、宗教倫理を比較する試み。

    arXiv ↗
  6. 2026
    関連

    PaliBench: A Multi-Reference Blueprint for Classical Language Translation Benchmarks

    arXiv 2605.16881

    パーリ語などの古典言語の翻訳を評価するベンチマークの設計案。

    arXiv ↗

6本の論文を表示中。研究所の確認前の、最初の選定リストです。要約は私たちによるものですので、出典をお読みください。

チーム

現在の創設者は2名です。ほかのメンバーは、まだ決まっていません。

ほかの共同創設者未定
スーパーバイザー未定
研究所 所長未定
開発リーダー未定

成果はすべて、世界の公共財として開く。

参加する

最初の1年に、加わってください。

基本原則に賛同する

2026年12月に「観想的AI 基本原則 v0.1」を公開したら、賛同署名にご参加ください。

近日公開

活動を支援する

人類とAIの未来を案じる個人の支援者、財団、投資家の方々と、お話ししたいと考えています。

連絡先は準備中

コミュニティに参加する

Contemplative AI Community は、研究者、実践者、開発者がDiscordで集う場です。

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